柏木智帆のお米ときどきなんちゃら

元新聞記者のお米ライターが綴る、お米(ときどきお酒やごはん周り)のあれこれ

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ブレンド米を“遊ぶ”

「ブレンド米」というと、多くの人が高値のお米に安いお米を混ぜた“偽装米”を連想しがち。一方で、同じブレンドでもブレンドコーヒーや合わせ味噌は定番商品。ワインだって異なるぶどうの品種を掛け合わせたものがあり、ウイスキーだって異なる原料を掛け合…

お米はいつまでおいしい?

管理を徹底すれば、お米は(米の品質によっては)新米のときよりもおいしくなる。では、おいしく食べられるのは収穫からどのくらいまでの期間だろうか。 昨年夏、お米の経年変化も調べている研究熱心な農家から3年分のお米を取り寄せて検証した。自然栽培「…

「新米はおいしい」は本当?

日本人は新米好き。新米の時期になると、スーパーや米屋に「新米」ののぼり旗が現れ、テレビや雑誌などでは「新米特集」が組まれる。普段よりもちょっと高い米を買い、一口目はお米だけを楽しむ…という人は多い。新米にキムチをどかっと乗せて食べた知人は周…

スペイン米は「パエリア」だけじゃない!お米ライターが自腹レポート

スペインといえば、パエリア。ということで「スペインで“パエリア米”を探る!お米ライターが自腹レポート」の【前編】と【後編】では、パエリア発祥の地と言われスペイン米の一大産地でもあるバレンシアへ向かい、「ボンバ」をはじめとしたさまざまな品種に…

スペインで“パエリア米”を探る!お米ライターが自腹レポート【後編】

スペインといえば、パエリア。パエリアといえば「ボンバ」という品種のお米が有名です。でも、日本のお米といえばコシヒカリだけではないように、スペインでもきっとボンバ以外のお米もあるはず。実際にスペインの庶民の食卓ではどんなお米が使われているの…

スペインで“パエリア米”を探る!お米ライターが自腹レポート【前編】

スペインといえば、パエリア。パエリアといえば「ボンバ」という品種のお米が有名です。でも、日本のお米といえばコシヒカリだけではないように、スペインでもきっとボンバ以外のお米もあるはず。実際にスペインの庶民の食卓ではどんなお米が使われているの…

家訓「ごぼうは作らんにぃ」

嫁ぎ先の「つちや農園」はお米がメインの農家で、夏から秋にかけては色とりどりの「カラー」という花も生産・出荷している。野菜は、ほんの少しだけ飲食店に卸したりするけど、ほぼ自家消費。お父ちゃん(義父)が「家庭菜園」と呼ぶには立派すぎるビニール…

粘るコシヒカリでもパラパラ炒飯はできる

ベトナムで食べた長粒種の炒飯はパラパラでおいしかった。日本のお米だとここまでパラパラ炒飯は作れないだろうなあと思っていたら、あった。コシヒカリのパラパラ炒飯。東京・広尾にある中華料理店「春秋」。卵とネギだけのシンプルな炒飯は、お米がパラパ…