柏木智帆のお米ときどきなんちゃら

元新聞記者のお米ライターが綴る、お米(ときどきお酒やごはん周り)のあれこれ

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

とんかつ屋で魚を食べる

「“立ち飲み好き”の育て方」で藤沢の「紺屋」という立ち飲み屋の写真を載せたら、読んでくださった方が「28日で閉店だそうです」教えてくれた。 良き店がどんどんなくなってしまう。悲しい。 記者時代に新聞社の近くにも素敵な店があった。「とんかつ いわた…

つわりの効能

以前にある地域に住んでいたとき、水道水がものすごくおいしくなかった。 地下水だったので心配になって簡易的な水質検査のキットを買って測ってみると、飲料可能ではあった。でも、水を飲むと、「おええ」となってしまう。 水が苦手になり、そのうちなぜか…

“立ち飲み好き”の育て方

「背徳感というおいしさ」で「立ったまま食事をすることは行儀が悪いと思っていた」と書いたところ、ものすごく厳しい家庭で育ったように受け取られた人もいたようだ。たしかに、厳しいと言えば厳しかったかもしれないけど、決して「おごそか」な両親ではな…

食べるための旅

旅はつねに食べものが目的。何か食べたいものがないと旅に出るモチベーションがわかない。 過去に何回か行った海外のお米取材の旅は、お米が目的なので、モチベーションたっぷりだった。台湾で駅弁発祥の「池上弁當本舗」の店を発見したときは、一人だったに…

背徳感というおいしさ

「食べもののにおい」で「学生時代は立ったまま食事をするなんて行儀が悪いと思っていた」と書きながら、そういえば私はいつから立ち食いそばが平気になったのだろう…と考えた。 そもそも、子どものころ、両親の教えを忠実に守っていた私は、食事中に席を立…

食べもののにおい

先日、長距離バスの中で何かのにおいで気持ち悪くなった。においの元は何だろうと見回すと、後方の座席の男性が食べていたマクドナルドのバーガーだった。そういえば、バスの待合所で男子学生の集団が地べたに座ってマクドナルドのバーガーやポテトを食べて…

硬水でごはんを炊く・その2

「軟水が炊飯に向く」と言われているけど、果たして本当なのだろうか?という疑問を抱き、「硬水でごはんを炊く」では、2種類の軟水でお米の炊き比べをしてみた。そして、「軟水で米粒の吸水速度を比べてみた」ではその原因を探るべく、吸水速度を比較してみ…

つわりの意味

意外においしいと気づいてオレンジジュースを飲むようになったら、今度は気持ち悪くなり、オレンジジュースが少しこわくなった。体調によっては味噌汁も飲みたくないときがあるけど、ごはんの隣に味噌汁がないとなんとなくさみしいのでちょっとだけ飲む。イ…

お米が主役

先日、都内某所でヒミツのお米勉強会に参加した。とても勉強になった。 思えば、妊娠してから仕事との両立に悩み、焦っていた。でも、勉強会で改めて、お米文化の再興、お米の消費拡大、水田風景の保全のためには、何が必要なのか、何をすべきなのかという視…

イタおいしい

わが家は夫婦そろって偏食なので、他の家庭に比べて毎日の献立の幅は狭いかもしれない。食卓にいつも登場していたのは煮物。あとは、胡麻和えやきんぴらごぼうなど。でも、妊娠して甘じょっぱいものが苦手になったため、煮物をまったく作らなくなってしまっ…

軟水で米粒の吸水速度を比べてみた

硬水でごはんを炊くの実験では、軟水の中でも硬度によって炊きあがりの違いがあった。SNSにてある方が「軟水は米粒に浸透しやすい」という仮説を書いていたので、その仮説は本当だろうか??という疑問を抱き、比較実験をしてみた。 使ったのは、硬水でごは…

お酒を飲まなくなったら

妊娠が分かってからお酒を一切飲まなくなった。一緒に食事をする人から「私たちだけごめんね」と言われるけど、不思議なことにお酒を飲みたいとまったく思えなくなってしまった。 なぜなら、常に二日酔いのような薄ら気持ち悪さがあり、常に風邪のような薄ら…

食べられないもの

飲食店の予約時に「アレルギーや苦手なもの」をお伝えして、料理からそれらをしっかり抜いてくれるだけでなく、次回の予約時にそれらをしっかりと覚えてくださっている飲食店は一流だと思う。 逆に、アラカルトで2品オーダーしたときに、苦手なそれが入って…

天かす丼

外食では他人が何をどういう組み合わせで注文して食べるのか、とても気になる。ついつい周りのテーブルを見渡してしまう。 特にホテルの朝食バイキングは興味深い。海外では現地の人の朝食スタイルを知るのが単純に楽しいけど、日本では他人のごはんの量が気…