柏木智帆のお米ときどきなんちゃら

元新聞記者のお米ライターが綴る、お米(ときどきお酒やごはん周り)のあれこれ

目でお腹いっぱい

1歳8ヶ月の娘はときどき不思議な食べ方をする。

 

先日は煮たじゃがいもをいくつか皿に入れて出したら、じゃがいもを一つ一つ丁寧に皿から取り出してテーブルの上にポイポイと捨てていき、皿に一つだけ残したじゃがいもを食べていた。

 

別の日は、煮た厚揚げをいくつか皿に入れて出したら、厚揚げを一つ一つ丁寧に皿から取り出してテーブルの上にポイポイと捨てていき、皿に一つだけ残した厚揚げを食べていた。

 

たくさんあると目でお腹がいっぱいになってしまうのだろうか。

 

たしかに、鮨屋のカウンターで一つ一つ出される鮨を食べていくと、知らず知らずのうちに結構な量の鮨を食べることができるが、いっぺんに出されたら、もしかしたら食べきれないかもしれない。

 

ドカ盛りごはん1杯は食べられなくても、同じ量のごはんを2〜3個のおむすびにしたら食べられるという人も多いように思う。たとえふわりとむすんでいても、ごはんが少しずつコンパクトにまとまると量が少なく見えるのだろうか。

f:id:chihoism0:20210418081723j:image

最近はおむすびがお米の消費拡大の救世主であるような気がしている。