「バスマティライスを食べ比べてみた・その1」に続いて、さらに4種類のバスマティライスを食べ比べてみた。炊飯方法は前回と同じ。
今回のラインナップは以下の4種類。
◆DAAWAT(EVERYDAY GOLD)インド
◆DAAWAT(CLASSIC XXGRAIN)インド
◆GUARD(NATURE'S FINEST)パキスタン
◆KAALAR(PREMIUM)パキスタン
【食味の感想】
◆DAAWAT(EVERYDAY GOLD)
炊飯中は甘いシリアルのような香りで、炊き上がって蓋を開けると香ばしさを感じ、皿に移した直後は肉入りカレーみたいな香りに変わり、冷めると甘い香りに変わった。パラパラとして硬めでぐにぐにとした弾力。香りだけでなく味も甘みがあり、前回のMaharaniのようにキャラメルの包み紙的な風味が感じられた。
◆DAAWAT(CLASSIC XXGRAIN)
蓋を開けると香ばしく、皿に移した直後はDAAWAT EVERYDAYと同様に肉入りカレーのような香りに変わり、粗熱が取れてくると甘いキャラメルのような香りに変わり、冷めるとバーベキューソースのような香りに変わった。これもパラパラで硬めでぐにぐにとした弾力。甘さを感じた。夫はこれが一番推し。ちなみにDAAWATの2種類は炊飯にかかった時間を計測できなかった。。
◆GUARD
炊き上がりは段ボールのようなネガティヴな香りで、皿に移した直後はカレーっぽい香り。冷めるとうっすら香り米のような香りに変わったが、風味は段ボールのような紙っぽさがあった。少しボソボソとした食感。34分ほどで炊き上がった。
◆KAALAR
炊飯直後から香り米のような香り。冷めてもうっすら香り米のような香りが感じられたが、風味はうっすら段ボールのような紙っぽさ。パラパラしているが米同士がくっつきやすく、かなりボソボソとした食感。35分ほどで炊き上がった。
【米粒の計測結果】
計測方法は前回と同じ。
◆DAAWAT(EVERYDAY GOLD)
生米
最短:7.07mm
最長:9.04mm
平均:7.97mm
ごはん
最短:11.76mm
最長:13.15mm
平均:12.65mm
→伸び幅1.58倍
◆DAAWAT(CLASSIC XXGRAIN)
生米
最短:7.87mm
最長:9.48mm
平均:8.87mm
ごはん
最短:13.22mm
最長:14.42mm
平均:13.70mm
→伸び幅1.54倍
◆GUARD
生米
最短:7.42mm
最長:8.35mm
平均:7.88mm
ごはん
最短:10.93mm
最長:16.14mm
→伸び幅1.68倍
◆KAALAR
生米
最短:7.71mm
最長:8.98mm
平均:8.14mm
ごはん
最短:11.98mm
最長:14.94mm
平均:13.58mm
→伸び幅1.67倍
【米の外観と計測のまとめ】
生の米粒も炊飯後のごはん粒も平均が最長だったのはDAAWAT CLASSIC XXGRAIN。見た目も一番長かった。伸び幅はGUARDが最大だったが、炊飯による伸び幅のバラツキが多い。最短と最長の差が他の米は1.20mm〜2.96mmだったが、GUARDは5.21mmもあった。
生米の見た目は、DAAWAT EVERYDAY GOLDは、心白が多く、短長バラバラで粒揃いが良くなかった。DAAWAT CLASSIC XXGRAINは、うっすらと茶色みがかっていて、調べると前回食べたインドのMaharani同様にパーボイルド加工されたお米で、心白はDAAWAT EVERYDAY GOLDよりも多かった。ちなみにDAAWATは2種類とも洗米時に水が濁りやすかった。
GUARDは、米肌がツヤツヤで粒揃いが良かったが、ところどころ部分的に茶色い着色米が多かった。KAALARは、全体的に短めに見えた。
【最後のまとめ】
DAAWATの2種類が好みで、この中のナンバーワンはDAAWAT CLASSIC XXGRAIN。夫のイチオシもDAAWAT CLASSIC XXGRAINだった。もしかしたら他のバスマティライスよりも少し水を多めにしても良かったかもしれない。
前回のMaharaniに続き、今回もパーボイルドが一番おいしいと感じた。香り、風味、弾力、なめらかさが他のバスマティライスよりも良かった。
ならばMaharaniとDAAWAT CLASSIC XXGRAINはどちらが好みかと言えば、両方おいしのだけど、油がどぎついカレーと食べるならばMaharaniで、油が程よいカレーと食べるならばDAAWAT CLASSIC XXGRAIN。ビリヤニやポラオにするならばDAAWAT CLASSIC XXGRAINかなあと思う。
日本米もバスマティライスも食べ方によって輝く舞台が違うことには変わりない。