「バスマティライスを食べ比べてみた・その1」と「バスマティライスを食べ比べてみた・その2」で計8種類のバスマティライスを食べた。ただ、袋に精米年月日の記載がなかったので販売元に問い合わせてみると、それぞれバラバラだった。
◎その1で食べたバスマティの精米年月日
◆LALQILLA:2021年4月15日
◆Kohioor:2021年4月15日
◆Mehran:2020年11月10日
◆Maharani:2019年11月10日
その2で食べたバスマティの精米年月日
◆DAAWAT EVERYDAY GOLD:2020年11月28日
◆DAAWAT CLASSIC XXGRAIN:2019年10月2日
◆GUARD NATURE'S FINEST:2021年6月23日
◆KAALAR:2021年2月17日
その1とその2でそれぞれ一番おいしいと感じたお米であるインドのMaharaniとインドのDAAWAT CLASSIC XXGRAINはいずれも精米年月日が2019年秋で精米年月日から2年以上が経過していた。インドを含めたさまざまな国では日本と違って古いお米ほど好まれるが、それは単に嗜好の問題だけでなく、お米の特性の違いや調理法・食べ方の違いによるものなんだなあと改めて感じた。日本人の私が食べても古いお米のほうがおいしかったのだから。
とは言え、私は水だけで炊いた白米として食べて「おいしい」と感じたので、ビリヤニやポラオなどにしたらまた評価は変わるのかもしれないけど。
そして、MaharaniとDAAWAT CLASSIC XXGRAINは古いだけでなくパーボイルド米でもあった。パーボイル加工(籾がついたまま蒸してから乾燥)するとお米の保存性が増すそうなので、複合的な要因もあってこの2種類はおいしいと感じたのだろう。
産年も知りたいところだけど、販売元に問い合わせたところ、DAAWAT EVERYDAY GOLDが2019年産ということしか分からなかったそうだ。
タイで取材した際、「玄米は虫が付きやすいので籾摺り後は基本的に白米の常温保存」と聞いたが、このバスマティライスたちはどんな状態・環境で保存されていたのだろう。玄米の冷蔵保存が基本の日本との違いも興味深く、保存方法とお米の特性と食味(調理)との関係性も非常に興味深い。