柏木智帆のお米ときどきなんちゃら

元新聞記者のお米ライターが綴る、お米(ときどきお酒やごはん周り)のあれこれ

2024-01-01から1年間の記事一覧

ごみばことめがね・その1 完

巨大胚芽米カミアカリの可能性を生み出す目的で開かれている勉強会「カミアカリドリーム」のスピンアウト勉強会として「ごみばことめがね」を企画した。 「思い込みをごみばこに捨てよう、本質を見るめがねをかけよう」という意味で名付けた「ごみばことめが…

自分が納得するための補足

福島県会津若松市「高橋庄作酒造店」さんからお声がけいただき、「一般社団法人J.S.P.(ジャパン・サケ・ショウチュウ・プラットフォーム)」が運営する「UTAGE」のライブ配信に出演した。 配信後に配信蔵元限定酒が販売されるというシステムで、今回の限定…

うっすら古米臭には「なで洗い」

お米は「ワレモノ」。 「近年は精米技術が発達したのでお米は洗うだけでOK」と言われている。 とは言え、この「洗う」は人によって受け取り方が違う。 「水ですすぐ」だけなのか、「水の中でささっとかき混ぜる」のか、「水の中でシャーっとかき混ぜる」なの…

おいしい「おこぼれの産物」

4歳の娘は「赤紫蘇ふりかけ」が大好きで、粉状の赤紫蘇と塩だけでこんなにごはんが食べられるものなんだなと感心する。 最近、娘が「そんなに?!」というほど大喜びするのは、海苔缶の底に溜まった“ふりかけ”。 いつも全型海苔を8枚切りにして海苔缶に入れ…

2026年から3年間は「お米の福島県」

令和5年産米は計7個所のお米の食味コンクール・コンテストで審査員を務めた。 その感想やお米の傾向などをお話してくださいと福島県・天栄村のコンクールランカー生産者・吉成邦市さんからお声がけいただき、郡山市で開かれたイベント「つながろう農業のチカ…

令和5年産 おいしかった米・2024年節分までに食べたお米

令和5年産米を2023年秋から2024年節分(2月3日)までの約4ヶ月間で計126種類(自宅炊飯のみ・コンクールでは計175種類食べたが、炊飯環境が違うためここでは除外)食べてきた中で、特に「めちゃくちゃおいしい」と感じたお米を3つ紹介する。順番は順位ではな…

軟質米と硬質米

福島県会津若松市「高橋庄作酒造店」で夫の「亀の尾」を使った「会津娘 つちや亀の尾」などの酒造りに参加させていただいた。 「五百万石」や「山田錦」などの酒造好適米に比べて、「亀の尾」の吸水時間は2倍。「溶けづらいお米」だと杜氏の方々から教えても…