柏木智帆のお米ときどきなんちゃら

元新聞記者のお米ライターが綴る、お米(ときどきお酒やごはん周り)のあれこれ

お米と母乳

娘を出産後、母乳で育てている。早産で小さく生まれたこともあり、しばらくは2時間おきに授乳をするよう病院で指導された。 頻繁に授乳していると、やたらと喉が乾く。そして、お腹がすく。ごはんを3杯食べても驚くことに満腹感はうっすらとしか感じられない…

のびたそうめんチャンプル

昼食に素麺をたくさん茹でておむすびをたくさん作ったら、素麺もおむすびも余ってしまったので、夕食に持ち越しとなった。 おむすびはそのまま食べるとして、素麺はどうしよう。ちょっと時間が経っただけで、すでにのびてしまい、固まっている。 そこで、冷…

ソーセージは肉じゃないのか

先日、ある喫茶店でランチをすることになり、スパゲティーナポリタンを注文した。 私は肉と乳製品が食べられないが、ビーフシチューやピザトーストなど、どのメニューにも肉や乳製品が入っていた。その中でも「抜き」がお願いしやすそうなのがナポリタンだっ…

食いしん坊は前を向く

子どものころから、ときどき言いようのない虚無感におそわれることがあった。サーッと迫ってきては、サーッと通り過ぎていく感じ。 大人になってからもたまにあったけど、福島県に引っ越して夫と住み始めてからは一度もなかった。 しかし、数日前からまたあ…

かわゆいふりかけ

子どものころ、ドラえもん型の容器欲しさに、ドラえもんふりかけを買ってもらった。 ほかのふりかけに比べて「特別おいしい!」というわけではない。でも、ドラえもんを振ると、ドラえもんの口からふりかけが出てくるのが楽しく、ふりかけごはんを食べること…

でっかいおむすび

おむすび屋でおむすびを選ぶときは、「塩」と「シャケ」が断トツに多い。次に「おかか」。 「昆布」や佃煮系などのあまじょっぱい具材は、甘さとしょっぱさのバランスが好みと合わない場合も多いので、食べたいなあと思っても保守的なので避けてしまう。「高…

山田さんのおばちゃんちの麦茶

妊娠してからはカフェインを避けるために、コーヒー、紅茶、緑茶、ほうじ茶などをなるべく飲まないようにしている。 カフェインは食べもので摂取した鉄分を排出してしまうらしい。「気にしすぎでは?」と思う人もいるかもしれないけど、もともと鉄欠乏性貧血…

硬くならない団子

地元の花見に出店していた和菓子屋で、じゅうねん味噌が塗られた団子を夫に買ってもらった。 じゅうねん味噌が甘めなのは分かっていたけど、食べてみると、団子そのものも甘い。これならじゅうねん味噌を塗らずとも、そのままでおいしい気がする。 硬くなり…

ほかほかごはん

先日、バーで1日限定の「たまごかけごはん祭」なるイベントを開き、お客さんに土鍋で炊いたごはんでたまごかけごはんを提供した。 そこで、ごはんの提供時間の難しさを改めて思い知った。おむすび屋をやっていたときとは勝手が違う。 大きな炊飯器で一気に炊…

茶色はおいしい

先日の新聞に全国学力・学習調査で出された問題と回答が載っていた。 国語が好きだったので、出題を流し読みしていたら、「全国中学生新聞」から引用したという「海外に広がる弁当の魅力」という記事が取り上げられていた。 「弁当箱の一番の魅力は、小さな…

溶けた冷凍みかん

冬に知り合いの米農家さんから自然栽培みかんをダンボール1箱いただいた。 夫と食べたり、人におすそ分けしたりしていたけど、早く食べないと傷んでしまう。 どうしよう…と思っていたら、みかんをくれた農家さんが「皮をむかずにそのまま冷凍しておくと田植…

平成最後のカレーコロッケ

「平成最後の日の夕食はコロッケにしよう」と思っていたら、前日にコロッケが食べたくなってしまい、フライングしてコロッケを作った。 いつもはタマネギとジャガイモのコロッケだけど、今回はカレー粉も混ぜてカレーコロッケにしてみた。 パン粉に黒胡椒を…

主役はだれか

「大盛りライスと濃いカレー」で、「日本のごはんの消費量が減っている要因の一つは、おかずの味付けの薄さにある」と、健康志向による減塩の影響について書いた。 加えて、最近になって「おいしくないごはんは塩分を増やす」ということにも気づいた。 炊飯…

サプリと鼻血

かつての私はいろいろなものが足りなかった。 鉄分がたりない、白血球がたりない、赤血球がたりない、血小板がたりない、コレステロールがたりない、血圧がたりない…。ひどいときは健康診断で12項目において足りないものがあった。 新聞社に入社したばかりの…

マイコンをなめていた

同じお米であっても炊きあがりは使う炊飯器によって変わる。 「おいしい」炊け上がりの炊飯器の「おいしい」は各メーカーが目指す「おいしい」になるため、やわらかめに炊ける炊飯器もあれば、硬めに炊ける炊飯器もある。 5万円、10万円以上のIH炊飯器や圧力…

「香り枝豆」と「豆ずり餅」

福島県・猪苗代町の町史の中に「釜井ほそば」という品種を発見した。わら細工用の品種だったそうだけど、わら細工の衰退とともに品種も衰退してしまったようだ。釜井ほそばの他にも、今では作られていないだけでなく、その名前すら忘れられてしまった品種が…

あんパンの

私が購読している新聞には、俳人の坪内稔典さんがさまざまな人たちの俳句を1日1句紹介する「季語刻々」というコーナーがある。 先日、こんな句が載った。 「餡パンの 中の隙間や さくらさくら」 隙間のあるパンが好きだという坪内さんは、この句に共感したそ…

タマネギの味噌汁

「おふくろの味」という言葉がある。 私は母の料理が大好きで、特に煮物系は母の味を再現しようとしている。中でも、煮魚は外食では「甘すぎる」と感じることがほとんどなので、実家に住んでいるときは家以外では積極的に煮魚を食べる気がしなかった。 でも…

おべんとうばこの歌

夫から衝撃の知らせが届いた。 「おべんとうばこの歌」の歌詞が、「♪おにぎりおにぎり」じゃなくて「♪サンドイッチサンドイッチ」になっているという。 調べてみると、サンドイッチ版は 「♪これっくらいの/おべんとばこに/サンドイッチ/サンドイッチ/ち…

白飯と酢飯

刺身と白ごはんを食べるならば、ごはんに刺身が乗った海鮮丼よりも、ごはんと刺身が別になった刺身定食が好きだ。 海鮮丼は、ごはんがあたたかすぎると、ごはんの上で刺身があたたまってしまう。さらにガッカリするのは、ごはんが酢飯だったとき。過去に「ラ…

食べ残しを食べる

子どもが食べ残したものを親が食べている光景に、漠然とあたたかいものを感じる。 子どものころラーメン屋に行くと、父は「瓶ビール」と「レバニラ」と「ラーメン」と「半ライス」を頼んだ。父がビールでレバニラを楽しんでいる横で、私は半ライスの上にラー…

すっぱい中毒

これまでの人生はずいぶんと道を踏み外しながら歩いてきたように思う。崖から2度ほど落ちかけて、かろうじて指1本ひっかけて、なんとかその後も歩き続けてきた。 「こうあらねばならない」と自分を型にはめすぎて、苦しみぬいて、でもある日、道を踏み外し…

“擬製米”のカリフラワー

先日、ネットの記事でごはんの代用食としてカリフラワーをみじん切りにした商品があることを知った。なんと某チェーンカレー店では、ごはんの代わりにカリフラワーのみじん切りを採用しているらしい。糖質制限ブームの延長だろうか。 カリフラワーのみじん切…

大盛りライスと濃いカレー

先日、「ニューデリー」というインドカレー店へ入った。 インド人とみられる人たちがスタッフで、建物は喫茶店かラーメン店だったような店の居抜き。テレビからはインド音楽のDVDが流れてくる。テーブルはちぐはぐで、カウンターに2つだけ置いてある椅子はパ…

かけ蕎麦に天ぷらまんじゅう

福島県会津地方には「天ぷらまんじゅう」という食べものがある。 薄皮まんじゅうに衣をつけて揚げたもので、関東でも「揚げまんじゅう」という名前で見たことがある。長野県出身の母も「学生時代に駅前の揚げまんじゅう屋さんで買って食べた揚げたてがおいし…

もみじまんじゅうと自己責任論

私が住んでいる町にはおいしいと評判の今川焼きがある。でも、いつも売っているわけではなく、毎年1月13日に開かれる十三市(初市)や、たまに地元のスーパーの入口で買えるくらいのレアな今川焼だ。 夫も家族もみんなこの今川焼が好き。私は甘いあんこやク…

ごはんが足りない

市販弁当のふたを開けて最初に見るのはごはんとおかずの量のバランス。 多くの場合、おかずに対するごはんの量が少ない。そのため、何も考えずに食べ始めてしまうと、途中でごはんがなくなり、「このおかずでごはんが食べたかったのに…」とがっかりすること…

「偏食」の受容力

いわゆる「都会」に住み、「田舎」にも住むと、「都会」の良いところ悪いところもあるし、「田舎」の良いところ悪いところもあるなあと感じた。 以前に2年ほど住んでいた「田舎すぎないけど一応どちらかというと田舎」の地域は、一部の住民たちは本当に良き…

とんかつ屋で魚を食べる

「“立ち飲み好き”の育て方」で藤沢の「紺屋」という立ち飲み屋の写真を載せたら、読んでくださった方が「28日で閉店だそうです」教えてくれた。 良き店がどんどんなくなってしまう。悲しい。 記者時代に新聞社の近くにも素敵な店があった。「とんかつ いわた…

つわりの効能

以前にある地域に住んでいたとき、水道水がものすごくおいしくなかった。 地下水だったので心配になって簡易的な水質検査のキットを買って測ってみると、飲料可能ではあった。でも、水を飲むと、「おええ」となってしまう。 水が苦手になり、そのうちなぜか…