柏木智帆のお米ときどきなんちゃら

元新聞記者のお米ライターが綴る、お米(ときどきお酒やごはん周り)のあれこれ

食べもののにおい

先日、長距離バスの中で何かのにおいで気持ち悪くなった。においの元は何だろうと見回すと、後方の座席の男性が食べていたマクドナルドのバーガーだった。そういえば、バスの待合所で男子学生の集団が地べたに座ってマクドナルドのバーガーやポテトを食べて…

硬水でごはんを炊く・その2

「軟水が炊飯に向く」と言われているけど、果たして本当なのだろうか?という疑問を抱き、「硬水でごはんを炊く」では、2種類の軟水でお米の炊き比べをしてみた。そして、「軟水で米粒の吸水速度を比べてみた」ではその原因を探るべく、吸水速度を比較してみ…

つわりの意味

意外においしいと気づいてオレンジジュースを飲むようになったら、今度は気持ち悪くなり、オレンジジュースが少しこわくなった。体調によっては味噌汁も飲みたくないときがあるけど、ごはんの隣に味噌汁がないとなんとなくさみしいのでちょっとだけ飲む。イ…

お米が主役

先日、都内某所でヒミツのお米勉強会に参加した。とても勉強になった。 思えば、妊娠してから仕事との両立に悩み、焦っていた。でも、勉強会で改めて、お米文化の再興、お米の消費拡大、水田風景の保全のためには、何が必要なのか、何をすべきなのかという視…

イタおいしい

わが家は夫婦そろって偏食なので、他の家庭に比べて毎日の献立の幅は狭いかもしれない。食卓にいつも登場していたのは煮物。あとは、胡麻和えやきんぴらごぼうなど。でも、妊娠して甘じょっぱいものが苦手になったため、煮物をまったく作らなくなってしまっ…

軟水で米粒の吸水速度を比べてみた

硬水でごはんを炊くの実験では、軟水の中でも硬度によって炊きあがりの違いがあった。SNSにてある方が「軟水は米粒に浸透しやすい」という仮説を書いていたので、その仮説は本当だろうか??という疑問を抱き、比較実験をしてみた。 使ったのは、硬水でごは…

お酒を飲まなくなったら

妊娠が分かってからお酒を一切飲まなくなった。一緒に食事をする人から「私たちだけごめんね」と言われるけど、不思議なことにお酒を飲みたいとまったく思えなくなってしまった。 なぜなら、常に二日酔いのような薄ら気持ち悪さがあり、常に風邪のような薄ら…

食べられないもの

飲食店の予約時に「アレルギーや苦手なもの」をお伝えして、料理からそれらをしっかり抜いてくれるだけでなく、次回の予約時にそれらをしっかりと覚えてくださっている飲食店は一流だと思う。 逆に、アラカルトで2品オーダーしたときに、苦手なそれが入って…

天かす丼

外食では他人が何をどういう組み合わせで注文して食べるのか、とても気になる。ついつい周りのテーブルを見渡してしまう。 特にホテルの朝食バイキングは興味深い。海外では現地の人の朝食スタイルを知るのが単純に楽しいけど、日本では他人のごはんの量が気…

玉子丼が食べられない

あんなに好きだった玉子丼を食べたいと思えなくなった。いつも気持ち悪い。風邪でもひいたのだろうか…と思ったけど、どうやら風邪ではなさそう。電車の中で吐きそうになりながら、あーつらい、あーつらい、と思いながら生活していたら、妊娠2カ月だった。 思…

タイからコシヒカリを逆輸入

昨年9月、タイに行ったときに、現地で販売されていたJAの新潟県産コシヒカリ2kgを購入。日本に“逆輸入”した。 購入したのは現地の米店。冷蔵ケースでお米を販売していた。しかし、この新潟県産コシヒカリの精米年月日は7ヶ月前の2月だった。 冷蔵ケースの中…

お米との出会いをくれた人

夫から「炭酸水でごはんを炊く」「炭酸水でごはんを炊く・その2」の文章は「興奮が伝わってこない」と言われた。 そう、興奮していない。どこかで炭酸水炊飯はどうでもいいと思っている。 普通に水で炊けばいいじゃんと思う。でも、その水の硬度やphやミネラ…

炭酸水でごはんを炊く・その2

「炭酸水でごはんを炊く」とはちょっと違う炭酸水炊飯をしてみた。 今回はウィルキンソン。浸水から炭酸水にして、4時間30分後に早炊きしてみた。 浸水時からお米と炭酸水が化学反応を起こしているかのような大きな白い泡がシュワシュワと出ていた。不安。 …

炭酸水でごはんを炊く

ソーダメーカーのCMで炭酸水でごはんを炊くとおいしいと言っていた。 インターネットで検索すると、炭酸水で炊飯すると「ツヤツヤふっくら」「もちもち」「ツヤもちふっくら」「冷めてもやわらかい」などなど書かれている内容はどれも良いことづくめ。ある記…

硬水でごはんを炊く

炊飯には軟水が向くと言われている。硬水で炊くと、水が入りにくく、炊きあがりが黄色くなるそうだ。 そこで、「GEROLSTEINER」という硬度1310mg/Lの超硬水で炊いてみたところ、見た目は黄色くて、お米は長細く見える。膨らまなかったのだろうか。香りは酸っ…

ごはんをもうちょっと食べるには

「モチあり正月」で、夫が昼と夜に餅を12個食べたと書いたけど、この時は家に餅がこれしかなかったから12個しか食べられなかっただけで、餅をついたときは夫は1食で1升は食べている。 この「12個」に対して、「そんなに食べるの?」と言う人と、「それしか食…

アツアツの定義

手がかじかむような寒さの中でヤケドするほどアツアツの甘酒を飲むのが好きだ。 過去に甘酒のおいしかった思い出を挙げると、どれも同じような状況で、甘酒を飲んでいる。 一番古い記憶は、長野県の祖父母の墓参りに行った時に「しなの鉄道」というローカル…

白い粉

冬になったら夫がほぼ毎日のように白い粉を飲むようになった。 夫はお兄ちゃんとお父ちゃんと一緒にお米を作っている米農家。住んでいる地域は豪雪地帯なので、冬は何も作らない。農家はみんな一時的にサラリーマンになる。 お兄ちゃんは除雪、お父ちゃんは…

レモンティー風

バニラの香りをかぐと甘く感じ、カカオの香りをかぐと甘く感じる。でも、バニラやカカオは甘くない。むしろ苦いらしい。バニラアイスとかバニラの香りがついているものはおおむね甘いし、ココアとかチョコレートとかカカオの香りがついているものはおおむね…

平成の米騒動の食卓

平成ももうすぐ終わり。 ということで、お米の平成回顧記事として、「平成の米騒動」と「タイ米」について書いた。 マイナビ農業「平成の米騒動から四半世紀 日本とタイで米の好みはどう変わった?」 https://agri.mynavi.jp/2019_01_08_54054/ 米騒動の当時…

赤い魚

福島県の地方紙「福島民報」(2019.1.5.付)に会津地方に残る童謡が紹介されていた。 「正月さまはいいもんだ/雪のようなまんま(白米)食って/紅(べに)のような魚(およ)食って/油のような酒のんで/正月さまっていいもんだ」 福島県会津地方の夫の実…

ナポリタン弁当

定食屋では「焼きそば肉抜きとごはん」が定番の夫だけど、今日は久々に行った郡山市の定食屋で「ナポリタン肉抜きとごはん」を注文していた。 夫が食べた“ナポリタン定食”(向かいから撮影したので、ごはんが右) ピーマンとタマネギだけのナポリタンが出て…

一流の定食屋

近所の定食屋「若喜」のホスピタリティーがすごい。 私は苦手な食べものが多い。そして、夫はベジタリアン。夫婦で肉を食べられないし、夫は魚と卵を食べられない。乳製品については、夫は食べるけど、私は食べられない。 そんなめんどくさい夫婦が定食屋で…

瓶ビールと父

父は箱根駅伝が大好きで、年末には必ず選手名鑑のようなものを買い、正月2日・3日は早起きしてテレビをつけ、スタート前から箱根駅伝の中継を見ている。国道一号線を選手が通るときは、沿道まで出て「行け!行け!」と選手に大声をかける。 箱根駅伝のスポ…

モチあり正月

会津地方の夫の実家では「モチなし正月」が慣行だけど、餅が食べたくなってしまい、元旦は私が生まれ育った関東のお雑煮を作った。 関東風のお雑煮とおせち料理 切り餅を買おうとしたら夫は「米農家が餅を買うとはなー」と抵抗感があるようだった。たまたま…

大晦日の晩ごはん

2日前からちょこちょこと準備をしてきたおかげで31日の朝にはおせち料理作りが完了した。ランチは夫と一緒に近所の定食屋へ。“ケの玉子丼”を食べ納めた。 玉子丼たべおさめ 大晦日の夜は夫の実家へ。私は自分の母がいつも作っていた煮しめ、ユリネの梅肉和え…

まずは餅を放置する

「餅なし正月」について調べてみると、その理由はさまざまだが、ある論文の証言の中に「先祖が餅をのどに詰まらせたから」という理由も載っていた。餅をのどに詰まらせるなんてそう簡単にはないと思っていたけど、「おじいちゃんがのどに詰まらせて危なかっ…

イスラム文化から世界のお米へ

今年は日本のお米の他に、スペインとタイのお米も取材した。 2年前にヨルダンで糸のような長粒米に出会い、トルコの日本料理店で鮨シャリの食べ比べをしたり野菜としてお米が使われている料理に出会ったりしてから、異文化のお米取材のおもしろさに目覚めた…

モチなし正月

鏡餅をこしらえたときにお父ちゃんから余った餅をもらった。さっそく「つゆ餅」と「納豆餅」を作って食べた。 納豆もち これで来年1月15日まで餅は食べ納めらしい。なぜなら、福島県会津地方の嫁ぎ先では正月に餅を食べない。お雑煮は地方によってさまざ…

プラスチックじゃない鏡餅

年の瀬の27日、夫のお父ちゃんとお母ちゃんと一緒に鏡餅をつくった。 神奈川県の実家に住んでいたころは鏡餅といえばプラスチックのパックに入ったもの買って飾っていた。でも、あのプラスチックの質感がどうも好きになれず、東京で一人暮らしをしていたと…