柏木智帆のお米ときどきなんちゃら

元新聞記者のお米ライターが綴る、お米(ときどきお酒やごはん周り)のあれこれ

甘じょっぱすぎるおむすび

京都駅で祇園「なかがわ」の「おにぎり朝一番」を発見。近江米コシヒカリ。「鰆の西京焼」と「山椒ちりめん」。朝一番と言われたら思わず朝ごはんで食べたくなり購入。紙経木を開くと、あまりの昆布の量に目を見張った。

 

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白飯おむすびがあと2個くらいほしいほどの昆布の量。甘じょっぱすぎる。なぜ?

 

京都駅周辺は外国人観光客が多い。まさか外国人向け?台湾は甘じょっぱいごはんのおともが多かったけど…まさかここまで?

 

ナゾに思っていると、京都在住で「なかがわ」のヘビーユーザーだという友人が「夏だからじゃないかなあ」と教えてくれた。つまり、傷まないように塩分を増やしているということ。

 

たしかに、原材料を見ると、添加物が極めて少ない(だから購入した)。

 

今年は特に猛暑なので、納得。

 

でも、これってヘビーユーザーでないとなかなか気づけない。初めて購入した人は、「なんでこんなに昆布の量が多いんだ?」と疑問に思うし、ごはんと味のバランスが悪いなあと思って次回は購入しなくなってしまうかもしれない。せっかくおいしいのに(昆布を少しよければ)。

 

「保存料等を使用していないため、夏場は傷み防止に昆布の量を増やしております」とか但書をつけたらどうかなあと思ったけど、無粋だろうか。