柏木智帆のお米ときどきなんちゃら

元新聞記者のお米ライターが綴る、お米(ときどきお酒やごはん周り)のあれこれ

うなぎの香りでごはんを食べる

アパートの階下からニンニクの香りが漂ってくることがある。それも頻繁に。どうやら階下の換気扇から出たニンニクの香りが、わが家の換気扇を通って入ってきているようだ。

 

私はニンニクがあまり好きではないので臭くてたまらない。一方で、「この香りでごはんが食べられそう」と言うニンニク好きの夫と話しているうちに、「そういえば、うなぎの香りでごはんを食べるという話があったよね」という話題になった(あとで調べたら「うなぎのかぎ賃」という小話だった)。

 

本当にうなぎの香りでごはんが食べられるのか。そして、どのお米がうなぎの香りに合うのか。ぜひ一度試してみたい。

 

うなぎの食感や味がわからないのにどうやって合うお米を探すのかと言われそうだけど、うなぎの香りの中にある甘さとか香ばしさなどの違いできっと食べたくなるお米も違うはず。

 

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とは言え、うなぎ屋の換気扇の下で炊飯するわけにはいかないので、自宅で炊いたごはんを弁当箱に詰めてうなぎ屋の換気扇の下に持参するしかないだろうか。でも、できれば炊き立てがいい。食べ比べに使うお米はうなぎのタレで誤魔化されないので、白飯で食べておいしいお米に限る。うなぎ屋によって香りが違うと思うので、できればハシゴもしたい。

 

しかしながら、うなぎ屋の換気扇の下でごはんを食べている自分を想像すると、なかなか行動に移す勇気が出ない。