先日、おでんを作って2日間にわたって食べた。おでんは味がしみた2日目がおいしい。
学生時代にコンビニでバイトしていた友人から廃棄用おでんをもらって食べたことがある。作ってから数時間で廃棄の決まりがあるとかなんとか。コンビニおでんと家庭おでんは事情が違うんだろうな。
おでんを作ったとき楽しみにしているのが「おでんごはん」。おでんの残り汁でつくる炊き込みごはん。これがおいしい。
こういった料理を作ると、いつも思い出すのは、故・向田邦子さん原作・脚本のテレビドラマ「寺内貫太郎一家」。一家のある日の朝食メニューに「精進揚げの煮付け(ゆうべの残り)」と書いてあるのを見つけて、なんというリアルな生活感だろうと感嘆するばかりであった。ちなみに夫は天ぷらよりも翌日の煮付けのほうが好きらしい。わかるなー
おでん汁の料理といえば、東京・代田橋にある立ち飲み屋「しゃけスタンド」。この店の「かけめし」は、ごはんの上に焼きジャケをのけてからおでん汁をかけた料理。しゃけスタンドに飲みにいくと必ず食べていた。オマージュとして、かけめしに使われていた白山陶器の平茶碗を購入。しかしながら、自分で作るとしゃけスタンドと比べてがっかりしそうなので一度も作れないまま今に至る。