柏木智帆のお米ときどきなんちゃら

元新聞記者のお米ライターが綴る、お米(ときどきお酒やごはん周り)のあれこれ

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

平成最後のカレーコロッケ

「平成最後の日の夕食はコロッケにしよう」と思っていたら、前日にコロッケが食べたくなってしまい、フライングしてコロッケを作った。 いつもはタマネギとジャガイモのコロッケだけど、今回はカレー粉も混ぜてカレーコロッケにしてみた。 パン粉に黒胡椒を…

主役はだれか

「大盛りライスと濃いカレー」で、「日本のごはんの消費量が減っている要因の一つは、おかずの味付けの薄さにある」と、健康志向による減塩の影響について書いた。 加えて、最近になって「おいしくないごはんは塩分を増やす」ということにも気づいた。 炊飯…

サプリと鼻血

かつての私はいろいろなものが足りなかった。 鉄分がたりない、白血球がたりない、赤血球がたりない、血小板がたりない、コレステロールがたりない、血圧がたりない…。ひどいときは健康診断で12項目において足りないものがあった。 新聞社に入社したばかりの…

マイコンをなめていた

同じお米であっても炊きあがりは使う炊飯器によって変わる。 「おいしい」炊け上がりの炊飯器の「おいしい」は各メーカーが目指す「おいしい」になるため、やわらかめに炊ける炊飯器もあれば、硬めに炊ける炊飯器もある。 5万円、10万円以上のIH炊飯器や圧力…

「香り枝豆」と「豆ずり餅」

福島県・猪苗代町の町史の中に「釜井ほそば」という品種を発見した。わら細工用の品種だったそうだけど、わら細工の衰退とともに品種も衰退してしまったようだ。釜井ほそばの他にも、今では作られていないだけでなく、その名前すら忘れられてしまった品種が…

あんパンの

私が購読している新聞には、俳人の坪内稔典さんがさまざまな人たちの俳句を1日1句紹介する「季語刻々」というコーナーがある。 先日、こんな句が載った。 「餡パンの 中の隙間や さくらさくら」 隙間のあるパンが好きだという坪内さんは、この句に共感したそ…

タマネギの味噌汁

「おふくろの味」という言葉がある。 私は母の料理が大好きで、特に煮物系は母の味を再現しようとしている。中でも、煮魚は外食では「甘すぎる」と感じることがほとんどなので、実家に住んでいるときは家以外では積極的に煮魚を食べる気がしなかった。 でも…