柏木智帆のお米ときどきなんちゃら

元新聞記者のお米ライターが綴る、お米(ときどきお酒やごはん周り)のあれこれ

おいしいごはんのおとも・その3

おいしいごはんのおとも・その2」を書いてからずいぶん時間が経ってしまった。

明太子は嫌いじゃないのだけど、どうしても添加物が気になってしまう私。

「無添加」と記載されていても、原材料欄に「たんぱく加水分解物」とか「還元水飴」とか「ソルビトール」などと科学的に合成されたものたちが書かれているのを見ると、お店の棚に戻してしまう。

安全か安全じゃないかとかはどうでもいい。抵抗があるものは抵抗がある。「気にするな」と言われても、気になってしまうものは仕方がない。

基本的に添加物等に関しては自宅では徹底するものの、外食ではなるべく気にしないようにしている(飲食店で醤油がボトルのまま置かれている店はつい原材料をチェックしてしまうけど)。しかしながら、気にしないようにしているにもかかわらず、明太子は外食でも避けてしまう。

ところが!!!

やっと見つけた。「これは無添加だよね」と思える明太子。

f:id:chihoism0:20230818145213j:image

販売者は、福岡県福岡市「藁焼みかん」。

製造元は、福岡市「株式会社STAY GOLD 明太子工場」。

原材料は、塩たらこ(ロシア産)、りんご(青森産)、赤酒、淡口醤油、一味唐辛子、柚子、昆布(北海道産)。

淡口醤油の原材料までは考えない(ここまでこだわりが見えるのだからきっと淡口醤油も大丈夫と信じている)。

この原材料を見たときは胸が高鳴った。

薄皮の中にひしめき合う小さな魚卵がキラキラと輝き、その舌触りはなめらかで、塩味は程よく、しっかり辛いが辛すぎるほどではない。

f:id:chihoism0:20230818145226j:image

1切れ食べると白飯が半杯進むので、3切れで1杯半の白飯を食べた。

明太子と白飯に夢中になりすぎて、茶碗の隣に置いておいた味噌汁の存在を忘れるほどであった。

これまで比較的「ほっとするごはんのおとも」を選びがちだったので、「アドレナリンが出るごはんのおとも」は新鮮だった。日持ちは「開封後1週間」なので、これから1週間は明太子まつり。