柏木智帆のお米ときどきなんちゃら

元新聞記者のお米ライターが綴る、お米(ときどきお酒やごはん周り)のあれこれ

水道から冷水が出ない9月

今年は残暑が厳しい。9月中旬を過ぎてもなかなか気温が下がらない。

早場米が8月から出回り、少しずつ新米が出てきているけど、気温が下がらないので水道水の温度がなかなか下がらない。私が住んでいるのは標高500メートル以上の町だというのに、昼間は水温23度もあったりする。平地だともっと高いだろうな。

お米を洗うときと浸漬するときは冷水を使うよがベストだけど、冷水が水道の蛇口から出てこない。そこで、冷水を冷蔵庫で作っておく必要がある。

ただ、冷蔵庫に水を入れて冷やすと11度弱くらいまでしか下がらない。冬場のような冷たい水を使いたい場合は、水に氷を入れておき、溶けてできた冷水を使うと良いよ、と以前にF師匠が教えてくれた。

浸漬時に氷を入れて、浸漬しながら氷を溶かすと吸水ムラができてしまうのでおすすめしない。まして、氷を入れて炊飯は炊きムラができてしまうので、もっとおすすめしない。

冬場は何もしなくても水道から0度、時にはマイナス温度の水が出てくる。お米を洗うと手が痛いけど、お米がおいしくなるならばなんなその。寒いのは苦手だけど、お米の吸水に最適な水温を与えてくれる天然の冷蔵庫に感謝。

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