柏木智帆のお米ときどきなんちゃら

元新聞記者のお米ライターが綴る、お米(ときどきお酒やごはん周り)のあれこれ

令和4年産おいしかった米・2023年6月から7月中旬までに食べたお米

令和4年産おいしかった米・2023年春分の日の翌日から5月末までに食べたお米」に続き、令和4年産米を2023年6月1日から7月14日までの1ヶ月半で計18種類を食べてきた中で、特に「めちゃくちゃおいしい」と感じたお米を2つ紹介する。

と言っても、新米から梅雨前にかけては毎日のように違うお米を食べてきたが、6月にもなると米質が変わってくることに加え、新米の季節までは混ぜごはんやごはんのおともなどに興味が行きがちになる。

というわけで、この期間はたったの18種類しか食べてない。

その中でおいしかったお米を紹介したい。

■黒澤信彦さん(黒澤ファーム)山形県南陽市

「夢ごこち」

決して強い香りではないが、食べる前から「絶対おいしそう」と思える香り。

しっとり、ふうわりとして、粒感がある。

「おいしいお米に共通する」と思い込んでいる、「歯に食い込むような弾力」と「吸い付くような感触」がある。歯に「くっつく」のではなく「吸い付く」のがポイント。

米肌も咀嚼時も滑らかで、上品な甘さと旨味がある。

しっかりとした粒感と噛みごたえで、おむすびにも合いそう。

以上は土鍋炊きの感想だが、炊飯器早炊きでも「米だけでいける!」と感じるおいしさ。早炊きのほうが粘りが強く、アミロースが低い感じがある。早炊きのほうがどっしりしているというか。やはり弾力が良く、土鍋よりもさらに「歯に吸い付くような感触」がある。

「いのちの壱」

同じく、黒澤ファームのお米。

「いのちの壱」は大粒すぎてあまり好みではないが、これはおいしい「いのちの壱」だった。

ふっくら大粒でしっとりとしていて、粘りが強い。米肌が滑らかで咀嚼しても滑らか。

旨味がしっかりとして、飲み込んだ後の余韻まで旨い。

以上は土鍋炊きの感想。炊飯器早炊きにすると、少し粒感が薄くなる印象。

同じく黒澤ファームの

「雪若丸」

「つや姫」

もよかった。

ここ最近、毎年黒澤ファームのお米を購入させていただき食べてきたが、4品種すべておいしいって本当にすごい。そして、黒澤ファームの中でも「夢ごこち」がとってもおいしかったことが個人的にはなんだかとても嬉しい。

今回は「黒澤ファーム」さんのオンパレードになってしまったが、次回(年末か春分の日)は「令和5年産おいしかった米」を書いていく。