柏木智帆のお米ときどきなんちゃら

元新聞記者のお米ライターが綴る、お米(ときどきお酒やごはん周り)のあれこれ

2021-01-01から1年間の記事一覧

目でお腹いっぱい

1歳8ヶ月の娘はときどき不思議な食べ方をする。 先日は煮たじゃがいもをいくつか皿に入れて出したら、じゃがいもを一つ一つ丁寧に皿から取り出してテーブルの上にポイポイと捨てていき、皿に一つだけ残したじゃがいもを食べていた。 別の日は、煮た厚揚げを…

ベジタリアンは野菜が好きか

夫はいわゆるラクトベジタリアンだ。 肉と魚と卵を食べない。乳製品と蜂蜜は食べる。最近になって卵だけ解禁したが、肉と魚は一切食べない。 私は肉と乳製品が食べられないのでわが家では自然と肉と魚と乳製品がない食卓になった(たまに夫限定メニューでチ…

「ごはんのおとも」に合わないお米

「ごはんのおとも」は味付けが濃いものが多い。味付けが濃いほうがごはんが進むのはたしかにそうなのだけど、ごはんのおともは必ずしもすべてのごはんのおともではない。 先日、おいしいお米に出会った。食感が良く、特に旨味が濃い。咀嚼中に舌で旨みを感じ…

うなぎの香りでごはんを食べる

アパートの階下からニンニクの香りが漂ってくることがある。それも頻繁に。どうやら階下の換気扇から出たニンニクの香りが、わが家の換気扇を通って入ってきているようだ。 私はニンニクがあまり好きではないので臭くてたまらない。一方で、「この香りでごは…

乾燥する季節にごはんがうまく炊けなかったワケ

少し前に土鍋でごはんがうまく炊けなかったことがあった。炊けることは炊けるのだけど、どうもふっくらしない。お米によっては芯まで炊けていないものもある。冷めるとすぐに硬くなる。 弱火のタイミングのせいだろうか?蒸らし時間が足りないのだろうか?い…

飯糰を作ってみた

ついに作った「飯糰(ファントゥアン)」。 以前に「日本の油條は仙台名物の…」で書いておきながら、油麩を使った飯糰をまだ作っていなかった。 本場とは具材の種類や量などが違うけど、これはこれでおいしい。お米は群馬県藤岡市、山口俊樹さん・あきらさん…

窒素ガス充填米のおいしさはいつまで?

窒素ガス充填しているので精米日から6ヶ月以内はおいしく食べられる…とパッケージに書かれたお米を昨年9月にスーパーで購入しておいた。 そして、6ヶ月経過まであと少しになったのでついに2月15日に食べてみた。 ふけていた(※)。生米の状態からすでに香り…

仏事めし「白ふかし」

おむすびを買いに郡山市「たけや」を再訪したが、13時過ぎでほぼ完売。目当てのおむすびが買えず残念だったけど、大豆のような豆が混ざったおむすびを発見した。2月だから節分にちなんで豆ごはんだなと踏んだが、違った。 「白ふかしです」と店員の女性は教…

お米の「研ぎ」を検証してみた

数年前に「お米の研ぎ」について実験したのだけど、ブログに書いていなかったので、記録として書いておこうと思う。 かつて精米技術が発達していなかった時代は、お米は「研ぐ」ものだった。 でも、「現在はぬか切れが良いため、さっと米を泳がせて『洗う』…

「たけや」のおむすび

郡山市にある「たけや」におむすびを買いに行ってきた。 以前から気になっていたけど、なかなか行く機会がなかった。ようやく機会が巡ってきたので、張り切ってまずはネットで下調べ。 すると、「並んで買えた」という人もいて、人気がうかがえた。たしかに…