柏木智帆のお米ときどきなんちゃら

元新聞記者のお米ライターが綴る、お米(ときどきお酒やごはん周り)のあれこれ

新たまごかけごはん

このたまごかけごはんは大発明である気がする。たまごかけごはんに見えないけど、食べると紛れもなくたまごかけごはんだ。f:id:chihoism0:20210902073833j:image

いつものたまごかけごはんは、ごはんにくぼみを作り、そこに卵を落としたら、醤油(や味噌たまり)をひとたらしして終わり。すると、白身のとろりとした感覚と黄身の濃厚さをそれぞれ楽しむことができる。

ところが、最近は2つの問題が生じていた。

一つは、醤油と白身がうまく絡まないこと。黄身にはいとも簡単に醤油が混じり合うのに、白身はとろんとろんと醤油から逃げてしまい混じり合うことを拒否する。

もう一つは、最後の一口は真っ白なごはんで終わりにしたいので、最後まで白身と黄身が流れ込まないエリアを作りながら食べ進めるのだが、たまにしくじって最後の一口に卵液が付着してしまうということ。

この2つを解決するために考えた方法が、上の画像の食べ方。茶碗に卵を割り落とし、醤油(や味噌たまり)をたらして混ぜ、その上にごはんをふわりとよそる。

食べる時は、脇から食べ進めていくと、卵液とごはんが混ざった部分と白いごはん部分をそれぞれ別に食べることができる。つまり、たまごかけごはんをおかずに白ごはんを食べることができるのだ。最後の一口は白ごはんで終わるようにすることもできる。

「たまごをかけてないからたまごかけごはんではない」という指摘もありそうだけど、たまごかけごはんは「たまごをかけるごはん」と明言していないので、「たまごにかけるごはん」でもいいように思う。

次は2つの問題を解決しながらも、白身と黄身をそれぞれ楽しめるたまごかけごはんも考えてみたい。