柏木智帆のお米ときどきなんちゃら

元新聞記者のお米ライターが綴る、お米(ときどきお酒やごはん周り)のあれこれ

白飯と酢飯

刺身と白ごはんを食べるならば、ごはんに刺身が乗った海鮮丼よりも、ごはんと刺身が別になった刺身定食が好きだ。

 

海鮮丼は、ごはんがあたたかすぎると、ごはんの上で刺身があたたまってしまう。さらにガッカリするのは、ごはんが酢飯だったとき。過去に「ライスとナン」でも書いたけど、寿司は酢飯でもおいしいのに、海鮮丼の場合は酢飯だとがっかりする。海鮮丼は刺身と醤油と白ごはんの融合がおいしいと思う。注文前に酢飯かどうかを確認して、「酢飯です」と言われたときは注文を断念する。

 

以前に静岡県の沼津漁港でメニューを見て、生桜えびと生シラスと鯵の刺身が食べたいなあと思っていたら、まさにその3種類が乗った「ぬまづ丼」なるものがあった。白飯か酢飯かを確認したところ、なんと焼いた鯵の干物をほぐして鯖の出汁を入れた炊き込みごはん。炊き込みごはんと刺身って合うのだろうか。醤油は使うのだろうか。

 

「白ごはんに変えてもらえませんか」と聞くと、できないと言われたので、ぬまづ丼はやめて白ごはんと刺身を注文した。

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注文を断念した「ぬまづ丼」。白ごはんで食べたい。

寿司は酢飯がおいしいと思うのに、海鮮丼はなぜ酢飯だと残念に感じるんだろう。

 

海鮮丼を見るたびに、上に乗っている刺身よりも、その下のごはんが白飯なのか酢飯なのかが気になってしまう。